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【ネタバレ】9/24(土)劇団ゲキハロ第11回公演 戦国自衛隊 女性自衛官死守セヨ 東京千秋楽公演参戦

戦国自衛隊 女性自衛官死守セヨ」の東京の千秋楽を見てきました。
シナリオが良かったので、シナリオ面からのネタバレ感想です。

■公演パンフレットよりアンドリウのコメント抜粋(「死守セヨ」サイド)


今回、舞台化するにあたり、塩田さんとは原作で半村さんの描いた本質を外さないように考えた。
半村さんが生きていらしたら平成の女性自衛官をどう描かれるだろうという視点からこの劇は作られた。

「原作で半村さんの描いた本質を外さないように考えた」
この条件が付いている時点で、かなり難しいなぁ〜と思っていた。

おまけに、こっちは、メンバーが女性だし。

しかし、実際に見て、それが杞憂だった事を思い知った。


今回の「死守セヨ」では、長尾景虎(のちの上杉謙信)を
戦国自衛隊の陸曹長*1 に殺させる事でタイムパラドックスを起こしている。

これで、鈴木愛理に「私が、上杉謙信になる」と言わせるわけだが、
選んだのが「女性説」もある上杉謙信

主人公達が、女性である事を逆手に取ったシナリオ。

(≧∇≦)ъ うまい!


さらに、今回はもう一ネタ仕込んできた。

実は、戦国自衛隊のメンバー内に上杉謙信の子孫が居た。

でた、タイムトラベル物の定番「親殺しのパラドックス」。

親殺しのパラドックス


ある人が過去に戻って、血の繋がった祖父が祖母に出会う前に殺してしまったら?

祖父(祖先)を殺してしまったのだから、親は生まれない(当然自分も生まれない)。

これが、有名な「親殺しのパラドックス」です。
どうなるかと言うと、先祖を殺したことにより、存在自体が無くなるので自分が消えてしまいます。


今回、上杉謙信の子孫の自衛隊員を演じたのは、Berryz工房清水佐紀
これが、良い!けなげなんですよぉ〜

自分が消える事が判っていても、戦国自衛隊の陸曹長の決定に従う。


消えてしまう場面では、会場からすすり泣きが聞こえてました。


って、あれ!!!

俺の知っている歴史では、
上杉謙信って生涯独身で、子孫は居ないはずじゃ!!!!


本来居ないはずの、上杉謙信の子孫が居る?!
やられた、今回の戦国自衛隊の世界は、俺達の知っている歴史じゃない。

つまり、今回の自衛隊のタイムトラベルの理由は、俺達の知らない歴史を、俺達の知っている歴史に戻す事だった。

今回の主役は、最後まで物語の鍵を握っていた佐紀ちゃんだ!!!